次の住処は病院てか?

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次の住処は病院 介護

昨日の15時を過ぎた頃、一本の電話が…
施設からでした。
施設からかかってくる電話にロクなもんはありません。
嫌な予感を感じながら電話に出たところ、
「本日お昼過ぎに、お母さんの左半身に麻痺がみられ今から救急車で提携の病院に連れて行こうと思います。
今から病院に来れますか?」
ほらきた。
「すぐに行けないですが、なるべく早く向かう事にします」
あ〜又脳梗塞かなぁ〜とか考えながらパパッと仕事を片付けるようにしました。
どこにその、なんちゃら病院ってあるねん。時間どれくらいかかるんや?
時を関係なくして起きる出来事とは理解しているのですが、アポの変更、中途半端に終える仕事。
オカンも良くはならなくても、一旦落ち着いてはいたので、少し仕事も巻き返せれるかなと思っていた矢先です。
とりあえずは病院に向かい、着いたのは19時くらいでしょうか、
辺りは真っ暗、人通りもほとんどなくひっそりと静まり返っていました。
病院の入り口には
「面会中止」
と新型コロナウイルス対策として、ど〜んと貼られてあります。
とりあえず来いと言われていたので、そのまま中に入り受付の方に向かい、受付のお姉ちゃんに、
「先ほど入院となった者の息子です」
と告げると、奥の方に向かい、書類を持って戻って来ました。
受付の横には制服を着た、いかにも警備員のようなおじいちゃんが、もう一人面会に来られていたおばちゃんとやりとりをしています。
そのやりとりをしているおじいちゃんに書類を渡し、そのまま受付の席におねえちゃんは座ったのです。
「…」
無視かい?
カウンター越しに私待ってるんですけど…
数秒経ったとき、もう一人の受付のおねえちゃんらしき人が、座っている受付のお姉ちゃんと何やら喋り出す始末。
小声ではありますが、キャッキャッと静まり返った院内に笑い声が響いておりました。
普通、カウンター越しに目の前に私がいてたらなんか言うやろ…
「で?どないしたらいいん?」
と聞こうとした瞬間、隣の警備員さんとのやりとりが終わったようで、おばちゃんは病室に向かったようです。
警備員さんがさっき受付のお姉ちゃんからもらったファイルを手に取り、私に書類を見せました。
警備員さんの開口一番、
「服はレンタルされますか?」

「え?」

「服はレンタルされますか?それと保証金として50,000円先に預けてもらわないといけません」

「ちょちょ…」

「先にオカンの状況を説明してもらわんと…」

「ん〜何も聞いていないのでどうしたらいいでしょうか?」
こっちも知らんわ!

「先生の説明があるので病院に来てくれって言われたんで、まずはそれからじゃないんですか?」

「今からですか?もうこの時間、先生はいませんよ」

「はぁ?」
横でお姉ちゃんは黙々とPCをいじって知らん顔。

「ちょっと上の階の人に聞いてみます」
確かにどう見ても、宿直のおじいちゃんが流れを知っている感じはなく、怒っても仕方がないのですが、流れを知っているスタッフを常駐させてもらいたかったです。

電話で何やら上の階の人と話してくれて、ようやく
「それでは上に行ってください」

「何階ですか?」
ん〜いちいち面倒くさい。

エレベーターで上の階に着き扉が開いたと思ったら、ほとんどが電気が消えていました。
誰もいない?もう消灯?
19時過ぎで消灯は早くない?
おそるおそる明かりの見える方に向かうと一人、事務の人っぽいお姉ちゃんがPCをカタカタと…
「すみません」
こちらをちら見、
「あのう…今、上に上がるように言われた者ですが…」

「はぁ…」
おいおい。又説明せなあかんのかいな。
あのおじいちゃん誰と話してたんや…

一通り説明すると、暗がりから一人の看護師さんが、
「はい。聞いてます」
と言いながらこっちに向かって来ました。

「先生がいないので詳しい説明が出来ないんです。だから日を改めて来てもらってもいいですか」
今から来い言うから、なる早来たのにこれかえ。
「今からでも3時間後くらいしか行けませんよ」
確かに言いましたよ。
「分かりました」
おっしゃいましたよ。
それやったら何時までに来いとか言うてくれよ。
病院ってどこもですが、簡単に明日の午前中に来いとか、先生が昼からしかいないので午後に来てくださいとか言いやがる。

「じゃあ明日来ますので何時頃やったらいいですか?」

「先生が何時におられるのか分からないんで、おられる時に来てください」

「…」
ちょっと待ったれ。
もう訳わからん。闇雲に行って、いてるか確認して、おらんかったら
又来ますね〜
って流れかえ?
あほか!

「明日、何時にいるか電話しますのでそれから来てもらえますか?」

「何時頃電話もらえますか?お昼過ぎに電話もらっても、仕事があるので又すぐにはこちらに行けなくなるんですが」

「では、何時に電話しましょうか」

「早いですが、朝7時頃までに分かれば段取りできるのでありがたいんですが」

「ですよねーー 先生と連絡がつくか分かりませんが、連絡つき次第そちらに電話しますね」

「分かりました。では宜しくお願いします」
なんやろ。いちいちスムーズに進まないんです。
病院は転々としましたがこんなの初めて。
あのフロア、事務の人と看護師さん一人で回してはるんですかね。

結局、はっきりしないまま帰る事にしました。

その前に、ちらっとオカンの顔を見に病室へ。
話しかけるも、あうあう状態ながらも「いらっしゃい」だと
私のことを分かっているのかいないのか…

家に戻り、間もなく病院から電話が。
「先ほどの者です」
と看護師さんからの電話でした。

「明日、朝の7:30なら説明できるとのことですが」
はやっ!
「仕事もあるので、その方が助かります。7:30に行かせてもらいます」

結局説明は明朝となりました。
ほんまに、頼むで。

次の住処を探さないといけない時期だったのですが、しばらくは病院となってしまいました。
退院ができるのかはまだ分かりません。

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